「掘り出し物件」を見つける簡単な方法。不動産屋が紹介したいと思う買主になる

掘り出し物件に出会う近道。買主自身のことを不動産屋に伝えるだけ!

不動産の中には「掘り出し物件」といわれる誰もがうらやむ超好条件の物件が存在します(もちろんどんな物件も冷静に判断することは忘れないでください)。

しかしそんな素晴らしい物件、投資物件やマイホームいずれにせよ、なかなかお目にかかることができないのが実態です。

どうしても掘り出し物件を買いたい。ならば血眼になってSUUMO(マイホーム)や楽街(投資物件)を見続けるか、手あたり次第不動産業者を回るか…。

残念ながら、その方法では厳しいでしょう。

なぜなら、掘り出し物件はわざわざコストをかけて販売活動を行わなくてもスグに買い手がみつかるため、そもそも一般市場に出てくること自体がまれだからです。

ではどうすればいいか。答えは簡単です。「自分をさらけ出す」、これが一番の近道です。

掘り出し物件は、確実に契約・決済できる“具体的な”顧客に優先して紹介

物件を紹介する不動産会社に、すぐに契約できる「優良顧客」と認識させる

不動産会社の立場で考えてみましょう。今からあなたは(ちょっと打算的な)不動産会社の営業部長です。

掘り出し物件、つまり物件の質が高く、買い手がつくことがほぼ保証されている物件があります。この商品をどう取り扱うでしょうか。

営業部長「こんないい物件、売れなかったら営業としての名がすたる…絶対売る、販売は絶対だ」と確実に売買を成功させることを考えます。

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そして、「そういえばあの懇意にしているお客様、確かこの物件のような不動産を求められていたな。何度もお話しているし、契約・決済も責任もってご対応いただけることは確かだ。早速ご提案しよう」となるのです。

ポイントは、①不動産会社がお客様の希望条件を明確に把握していること、②実際に買ってくれる可能性が高い(成約の確度が高い)こと、③スピーディなやり取りができること、この3つです。

これら要素を満たすお客様へ優先的にご紹介するのです。逆にいえば、優良顧客であることを不動産屋さんに認識してもらうことが大切なのです。

①具体的な希望条件を伝えておく。「良い物件があったら教えて」はNG

掘り出し物件情報をいち早く仕入れるためには、どのような物件を探しているか、その理由も含めて不動産会社へ「具体的に」伝えておくことが第一です。

掘り出し物件を預かった営業担当者は、「確実に売れる」ことを優先します。

買うかどうか曖昧で「興味を示すかな…」といった感触の方より、「条件に当てはまっているし、おそらく前向きに検討してくれる」と思う方への紹介を優先するものです。

ですので、「いい物件があったら紹介してください」というあいまいな言葉は禁物です。人によっていいも悪いも変わってくるため「このお客さんはもしかしたら違うかもな…」と紹介順位を下げられてしまいます。

懇意にしている不動産業者に対して、どういう不動産を探しているのかできるだけ詳細に伝えておくことが得策です。メールで条件をまとめたものを送っておくと、営業担当者も思い出しやすいでしょう。

②年収や資産状況も開示。不動産屋は「ローンが組めるのか?」を気にする

資産状況も「具体的に」伝えておきましょう。手持ち資金がいくらで、年齢や年収がいくらかなどです。

どれくらいローンが組めるかという判断材料になりますし、そもそも初期費用が出せないかもしれないと思われたら紹介すらされずに終わってしまうためです。

不動産会社としては、いくらお客様に買う意思があっても契約・決済ができない(ローンが組めない)とその苦労が水の泡となります。

契約を結んでも決済ができないことになれば、その間は物件の買い付けを断ることになるため販売機会を失うことになります。ですので、確実な売買のためにも決済まで「堅い」お客様を優先する動機が働くのです。

希望条件に近い物件でローンの事前審査だけでも実施しておき、どれくらいの融資が下りるのか、優遇金利はどれくらいかを事前に把握しておくとなおさらよいでしょう。

③連絡先を複数伝える。返答スピードが早い人から「買う権利」を得る

不動産取引は、複数の買主候補者がいることはよくあります。買付申し込み合戦もよく起こります。

優良な物件は買主同士の競争が激しくなり、迷っている間に他の人に物件をとられた!という状況になってしまいます。掘り出し物件であればなおさらです。

そのためにも、不動産会社にはメールや電話など複数の連絡先を伝えておき、なるべく早く返答するようにしましょう。

取引ごとに異なりますが、基本的には書面での買付申込書(購入申込書)を提出した人から「不動産を買う権利」を得ます。売主側と優先的に交渉できる一番手となるのです。

逃げた魚は大きいといいますが、それは不動産取引でも同じことです。他の買主候補者もいるということを忘れず、できるだけスピーディなやり取りを心がけましょう。

個人情報を伝えることはメリットあり。信頼できる不動産屋選びが大前提!

人によっては、他人に資産状況など個人情報をお伝えすることに抵抗があるのもわかります。

ただ、あなたのことを不動産会社にさらけ出してもデメリットはありません。むしろ大きなメリットがある、ということを理解しておきましょう。

もちろん、信頼できる不動産会社を選ぶことが大前提です。自社利益を優先して、むやみやたらと契約を勧めてくるような会社は危険な取引を持ち掛けてくる可能性がありお勧めしません。

ここで前提としているのは、「個人情報を教えたくないなあ…」という思いがよぎることがないような、買主の長期的な利益を最大化させようと動く会社です。

あなたが良好な関係を築けた不動産屋ならば、信用情報を含めてお伝えしておくと大きなメリットを生むことがあるのです。

買主の代わりに交渉するエージェント。顧客理解が深まるほど、最適な提案ができる

不動産を購入する際、例えばお客様に代わって指値(値引き)交渉をするのは不動産会社です。

さらに言えば、不動産会社の営業担当者は、買主の利益のために動くエージェント(代理人)です。一緒になって、満足するお取引を実現するための協力しましょう。

安心・女性_ssそしてそれは、お互いがお互いのことをよく知り合うことから信頼関係が生まれます。

初めてのお客様であっても、物件の購入意思や、具体的な要望や条件が明確な方には、不動産会社も安心して物件をご紹介します。顧客の理解が深まれば深まるほど、満足度の高い提案ができるようになります。

さらに物件紹介のみならず、不動産の資産性や安全性など「買ってもいい物件かどうか」を検証するなど、さまざまな情報や知恵を積極的にもたらしてくれるでしょう。

実は買う準備そのもの。希望の明確化・ファイナンス・エージェント選び

ここまでご説明した掘り出し物件を紹介してもらう方法は、実は「マイホームを買う準備」そのものです。

希望条件を明確化することや、住宅ローンの事前審査やファイナンシャルプランを立てること、そして、何を買うかよりどこを通じて買うか(不動産より不動産屋)というポイントを押さえることそのものです。

密にお客様と連携することで、不動産会社もお客様の理解を深めます。掘り出し物件など、条件が特別よい物件であればすぐに連絡しようと思うものです。

掘り出しものでなくとも、買う準備をすることを通じて不動産会社もお客様(買主)の理解が深まり、どういう物件を買うことがお客様にとってベストかを考えられます。

良い物件に巡り合うには、良い不動産会社と出会うことが最も近道なのです。まずはあなたが信頼できる不動産会社を探すことで、効率の良い物件探しに繋げてくださいね。

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【P.S.】「この家、買っていいのかな?」…迷わずご相談ください!

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