【正解】物件内容より両手取引かをチェック。旧耐震でも内装の綺麗さをアピール
カバ社長:おお、良い物件選ぶじゃないか。見るのは物件内容じゃない、右下の手数料の欄だ。
この物件はなんてったって、売主自ら「売ってくれ」っていってる物件だから、売主側からも手数料はいるもんなー!これで報酬が倍になる、ウハハハハハハ!
ブー太郎:どういうことですか?
カバ社長:なんだよ分かってなかったのか。
つまりだな。売主が個人、つまり中古住宅の場合には、売主が「売却をお願いします」って不動産会社に依頼するだろ?この依頼された業者を元付仲介業者って呼ぶ。
そうすると、この元付仲介業者が不動産屋専門の物件データベース「REINS(レインズ)」に売り物件を登録するんだよ。
ブー太郎:ええ、売主側に仲介業者(不動産会社)が付くってことですね。
カバ社長:そうだ。そうすると、うちが買主をみつけてきて契約が成立しても、うちは買主側からしか仲介手数料をもらえないだろ?
売主は元付仲介業者へ仲介手数料を支払うんだから。こういうのを片手取引という。まあ真っ当な取引だ。
でもな、売主と買主の間にうち1社しか入らない両手取引なら報酬が倍になるんだ!やっぱりそっちの方がオイシイだろ!
ちなみに、そういう意味では、この物件もポータルサイトに載せておけ。
ブー太郎:は、はい載せておきます。でもなんか同じことしてるのに、報酬が倍になるって変じゃないですか…
カバ社長:いいんだよ!その分、元付仲介業者(売主側の仲介業者)がやるべき重要事項説明やら契約書作成やらの業務が発生するんだから当然だ!
ブー太郎:そ、そんなもんですかねえ。。
カバ社長:というかお前、なんでこの物件を選んだんだよ?
ブー太郎:いやあ、リノベーションしてて綺麗だなって。。。
カバ社長:おーなかなかいいところに気づいたな。
リノベ物件は最近の流行りでもあってな。綺麗だしアピールしやすい。
設備の豪華さをアピールしたり、新しさや気持ち良さを説明して、その気にさせやすい。感情を高ぶらせて契約させやすいんだ。
ブー太郎:で、でも、ちょっと気になったのが、これ建築された年月が1980年1月ってことは旧耐震基準じゃ…
カバ社長:おめえは気づかなくていいところまで気が付くんだな。
たしかにな、1980年1月ってことは旧耐震基準だから震度5程度までしか持たない可能性はあるわな。新耐震なら震度7程度でも持ちこたえるがな。
だから、買ったはいいが将来も売りづらいかもしれないな。まあそれでも綺麗な設備で気持ちよく生活できたらそれはそれでいいだろ。あくまで客が選ぶんだからあんまり考えなくていいんだよ。
ブー太郎:そ、そうですか…なんだか心が痛むんですが…
カバ社長:アホか!
旧耐震のマンションだからこそ、リノベ業者が個人の所有者から買いたたいて安く仕入れられたんだ。それに利益を載せてリノベをやって商品の価値を上げてるんだよ、企業努力なめんな!
買取再販業者さんは両手取引させてくれる大切な取引業者でもあるんだよ、リスペクトしろ!
ブー太郎:もちろん、良い物件もあるんでしょうけど、大事なことはお客さんにきちんと伝えてから選んでもらいたいです…
カバ社長:うるせえ!ガタガタ言ってないでさっさと物件をポータルサイトにアップしろ!
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ポータルサイトに掲載せよ!
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