集合住宅だけど戸建感覚!「メゾネット」ってどんなもの?

今回は、メゾネットタイプの物件についてご紹介いたします。

kato20141120-1

物件情報などを見ていて、マンションの間取りに「メゾネット」タイプと書いてあるのを見かけたことはないでしょうか。メゾネットタイプの物件は数としてはそんなに多くはないのですが、新婚夫婦やファミリーを中心に人気があります。

ここではメゾネットの特徴と、メゾネットに住むことを検討している方に知っておいていただきたいメゾネットのメリット・デメリットなどについてお伝えします。

メゾネットってどんなもの?

kato20141120-2

一般的なマンションは一つの住戸が一フロアにあり、「フラットフロア」と呼ばれます。これに対して、マンションなどの一つの住戸が2階層以上に分かれているものを「メゾネット」と言います。

住戸内の各層は内階段で結ばれていて、集合住宅でありながら2階建ての一戸建て住宅のような構造となっているものです。部屋の一部が2層になっている間取りとして「ロフト」というものもありますが、ロフトは天井が低く建築基準法上、居室とは認められません。

メゾネットの場合は、上下フロアともに十分な天井高があり居室として数えられます。マンション一棟すべてがメゾネットという物件は少なく、最上階や角住戸など、一部の住戸のみメゾネットにすることが多いようです。

採光や通風の良さが魅力! メゾネットのメリット

kato20141120-3

メゾネットのメリットとして、天井が高く開放感があることや、2層にバルコニーがあるため採光や通風が良い点が挙げられます。小さなお子さんがいる場合などは、上のフロアで遊ばせれば、階下の入居者に騒音で迷惑をかける心配がないのも良いですね。

2層に分かれていることで、玄関のあるフロアにLDKを設け、玄関のないフロアに家族の個室を設けるというように、パブリック空間とプライベート空間を分けやすいという利点もあります。

 

有効面積はちょっと狭い? メゾネットのデメリット

kato20141120-4

メゾネットのデメリットとしては、内階段を設置するため、使える面積が狭くなってしまうことが挙げられます。あまり階段スペースを取らないようにと設計したために勾配が急になっている場合もあるようです。

また、上下階にトイレがないと不便なため、トイレを二つ設ける場合も多く、これによっても有効面積が減ってしまいます。掃除や洗濯の際には掃除機や洗濯物を持って階段を上下する必要があるなど、家事の動線が長くなりがちな部分もあります。

とは言え、こうした点は一般的なフラットフロアのマンションと比較してのデメリットであって、一戸建ての住宅なら当たり前なことであるとも言えます。メゾネットはフラットフロアのマンションより家賃や購入価格は高めのことが多いですが、一戸建てと比べると安い場合が多いと言えるでしょう。

新居の選択肢の一つとしてメゾネットを検討する場合は、上記で紹介したようなメリット、デメリットがあることを理解しておきましょう。

いかがでしたでしょうか。メゾネットの物件にメリットとデメリットについて今回はお伝えしました。新居選びの1つとして検討してみてはいかがでしょうか。

【P.S.】失敗しない家の買い方を2時間でマスター!【大好評セミナー】

現在「家の買い方セミナー」(無料)を開催中です。

多くの方から高い評価を得ているこのセミナー。まだ家を買うかどうか決まっていない方から、既に取引を進めている方までぜひお気軽にご参加ください!

不動産屋の選び方・物件の見抜き方
物件サイトに潜むリスク・落とし穴
【実例】危険な取引/住宅購入の失敗
取引を有利に進める3つのコツ etc…

※【実績】最高評価“来て良かった!”が98%超!