地名を見れば分かる!資産価値の下がる恐れがある土地とは?!

意外と多い苗字「西野」。苗字の由来は地名から来ることも

先日、ミトミのお客様の中に「西野様」がいらっしゃいました。

あなたのお知り合いの方には、「西野さん」っていらっしゃいますか?「西野」という苗字って意外と多いですよね、なんと僕の家族は全員「西野」なんですよ!

ども、西野っす!

…え、えっと、調べてみると、全国で316番目に多い苗字らしく(1位は「佐藤」でした)、全国に7万人近くいるみたいです。

少し調べ始めると、もう西野の西野調べ(ややこしい)は止まりません。「西野」の由来についても調べてみました。

【西野の由来】
下鴨社家、伊勢内宮社家(荒木田姓)、紀氏(紀朝臣出が多い。竹内宿禰を祖とする。源平藤橘につぐ大姓)などにもみられる。現高知県である土佐藩の士族にこの氏みられる。「野」は自然のままの広い地を表す。「西」は方角を表す。(名字由来netより)

なるほどなるほど、なんだか難しそうですが、ここから分かるのは、西野という苗字は地名に由来していて、とりあえず高知県に行けば人気者になれるってことですね。

土地(不動産)から文字を頂いた西野、、、やっぱり不動産屋の申し子だったのか(※「西野」だけでなく、地名に由来している苗字はめっさ多いみたいです)

過去50回のコラムを振り返って伝えたい「全国の西野さんごめんなさい」

そんな約7万人の西野様へ。Nishino’s EYE 50回突破のタイミングで、この場をお借りしてお伝えしたい事があります。

「いつも、西野という名前でふざけてごめんなさい。」

時々思うのです。「同じ苗字の人がこのコラムを見たら、とりあえずそっ閉じするのかな。。。」「東野さん・北野さん・南野さんホッとしてるのかな」「【西野でもわかる】とかいうタイトルみると、血管浮き出るかな」とか。

一人の西野として恥ずかしくないよう、今後とも精進して参りますので、皆様よろしくお願い致します。

さて、そろそろ石が飛んできそうなので、少し不動産の話でもしたいと思います。

先人の英知がぎっしり。地名で分かる「資産価値の下がりやすい土地」

先程、「西野」という名字は適当につけられたものではなく、地名から来ていることをご説明しました。では、地名を決める際、先人達はどのようにして命名したのでしょうか。

実は、それぞれの土地の名前には意味があり、先人達の知識・知恵が込められているのです。そしてこれら地名の由来というのは、その土地の本質を突いていることも多く、不動産探しの知識として役に立つのです。

では、具体的と共に見てみましょう。例えば「池」「沼」「蓮」「柿」「梅」など地盤の弱さを予想させるような地域は要注意です(地名の由来には諸説あり、全てが土地に当てはまるわけではありません)。

大阪の「梅田」の由来は、綺麗な”梅”の花ではなく、田んぼを”埋め”立てたこと!?

関西を代表する繁華街として知られる「梅田」、地名を見ると、なんだか梅の花が綺麗に咲き誇るような、華やかな様子を想像します。

しかし、実はこの梅田(ウメダ)、昔は田んぼ地帯であり、その田んぼを埋めて作った土地、すなわち「埋田(ウメダ)」だったのです!

このように、梅田(ウメダ)の「ウメ」は「梅」ではなく「埋める」の意味があり、埋立地であったり土砂崩れの土で埋まった土地である可能性もありますので、梅田の不動産を購入する際は、地盤の緩さや液状化リスクには特に注意して吟味しなければなりませんね。

板橋区の蓮根まで!?水辺の植物を連想させる「蓮」から分かる地盤のリスク

我らがミトミのの事務所もある東京都板橋区には「蓮根」という地名があります。

「蓮根市」という地名は合併によってできた名前であり、合併前の上蓮沼村と根葉村の頭文字を取って作られたと言われています。

上蓮沼と聞くと「沼」という文字から地盤の緩さを連想しますが、「蓮」のように水辺の植物の名前が付く地名についても、地盤をよくチェックする必要があると言われています。

実際にこの町は、昔は湿地帯であり、水辺の植物が生い茂っていたことでしょう。こちらも物件購入の際は、地盤を要チェックですね♪

神社の手前で津波が止まった!?地名だけじゃない、恐るべし先人の知恵

先人の知恵が、立地の特性によく表れていると申し上げましたが、それらは「地名」だけではありません。

例えば、古くから存在する「神社」ですが、その建築工法はもちろんのこと、神社が建つ場所にもやはり先人の知恵が表れていたのです。

それが顕著に表れたの出来事が、2011年に発生した「東日本大震災」です。海辺ではの多くの建物が浸水、その被害の大きさは、ご説明するまでもありません。

その際、洪水は見事に神社の手前で止まっており、一部水没した神社は近年に建てられたものだったそうです。

つまり先人達は、神社のような神を祭る建物を、浸水の可能性のある土地には建てなかったのです。

先人に頼りすぎず。。地盤のチェックはハザードマップで解決

もちろん、地名が全て決めるわけではありませんので、地盤や災害予想についてよく調べるきっかけにしてほしいのです(エージェントに相談しましょう)。

調べ方は、その土地の役所が「ハザードマップ」というものを公表しており、HPからマップを入手できる地区も増えています(基本的には、役所に行けばもらえるそうです)。

板橋区のハザードマップもHPより入手可能

ハザードマップでは、自然災害の被害を予想し、浸水する地域とその水の深さが(地図上に)色別に図示されています。

ハザードマップに気になっている物件の場所を当てはめれば、「その土地が浸水被害の可能性があるか」一目瞭然ですので、どんどん是非活用しましょう♪

やはり最後はエージェントへ相談。腕利きパートナーを見つけたもの勝ち♪

話が少し逸れてしまいましたが、このコラムで一番伝えたいのは、「全国の西野さん、ごめんなさい!」ってことです。

嘘です。あ嘘じゃないですけど、お伝えしたいのは「資産価値にこだわる物件探しでは、何より立地が大事。先人の英知をフルに活用し(買ってはいけない土地を知り)、安心安全な住まいを探しましょう」ということです!

地名というのは、資産価値にこだわる不動産選びをする上で、持ってほしい視点の一つにすぎません。

あなたが資産価値にこだわる不動産探しをする際には、このような視点をいくつも持った、腕利きのエージェントをパートナーにして下さいね♪

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