私、2年前のマイホーム探しで典型的な不動産営業を受けてたんですね。。
目次
- 1 長男の小学校入学を控えマイホーム購入を検討してた!その時の様子は?
- 2 相談先もない。とりあえずインターネットで物件検索 ⇒ 不動産屋に問合せ
- 3 気持ちのいい「新築」が欲しかった!一生同じ場所に住むし(*’ω’*)
- 4 予算はざくっと年収の〇倍!って感じ。でも家計を考えるとダメと分かり…
- 5 事故物件?掘出?2年で400万円値下がりした新築。売主事情で価格は変化
- 6 内覧に惑わされない。安全性や資産性に問題ないか“見えない部分”を確認
- 7 成約ありきの物件紹介。「物件なくなりますよ?」と契約を急かす営業手法
- 8 物件探しをする中で、本当の目的を見つめなおした。考えも変わった?
- 9 ローンが通る事と、購入後の生活が安定する事は別!根拠に基づいた検討を
- 10 不動産の前に不動産屋。物件よりも「買い方」。長い目でみた住宅購入を!
長男の小学校入学を控えマイホーム購入を検討してた!その時の様子は?
加藤:そういえば土屋さんってマイホームを買おうと思ったことあるんですか?
土屋:はい、実は2年前に、マイホームを買おうと実際に不動産屋さんを回ったことあるんですよ!
加藤:おお、20代前半で買おうと考えるのは素晴らしい。家を買おうと思ったキッカケは?
土屋:大きくは2つです。当時住んでいた賃貸アパートの更新時期を翌年に控えていたことと、長男が小学校へ入学するタイミングだったので引っ越すなら今のタイミングだ!と思いました。
あと、当時主人が36歳だったので、年齢的にもローンを組むなら早いほうがいいんじゃないか?と思ったことからマイホーム購入を少し意識するようになりましたね。
加藤:お子さんの成長に合わせて住まい環境を変えていくというのは、家を買うキッカケになる大きな要因の一つですね。
ミトミでマイホーム探しする時にも「学区限定で家を探して!」という依頼も少なくありません。
相談先もない。とりあえずインターネットで物件検索 ⇒ 不動産屋に問合せ
加藤:ところで、家探しをするっていうことに対してどんなイメージを持っていましたか?
土屋:ワクワクと不安の両方がありましたが、ワクワクの方が大きかったですね!
うきうきワクワク
加藤:具体的にどうやってマイホーム探しを行ったんですか?
土屋:自分の希望条件にあう物件をインターネットで探して、その不動産屋さんに問い合わせました。
加藤:なるほど。。よくあるパターンといえますね。相場などを把握する意味ではいいのですが、ネットでの物件探しには大きなリスクが隠れています。
業者は、「買ってもいい物件か」どうかを検証せずに、反響のあったお客様にとにかく物件を載せまくって「どの物件でもいいから契約して欲しい」と売り込みに来がちです。
だからこそ、勝手のいい不動産かどうかを業者に聞くことなく、自分一人でチェックできる無料ウェブアプリ「SelFin(セルフィン)」も提供しています。
土屋さんは誰かに相談したり、そういうことを理解されていましたか。
土屋:ぜんっぜん!(笑)誰に相談したらいいかもわからなかったですし…
加藤:そうですね、相談先がわからないというのは業界の大きな課題だと思います。不動産屋に行っても売り込まれるかも…という不安が先に来てしまいますからね。
だからこそミトミでは、「かかりつけの不動産屋」として第三者としての立場から専門的なアドバイスをするサービスもやっています。
気持ちのいい「新築」が欲しかった!一生同じ場所に住むし(*’ω’*)
加藤:ところで、どのような希望条件やイメージでマイホームを買おうとしたのですか?
土屋:大まかな条件はこの5つくらいでした。当時住んでいた賃貸アパート周辺がいいなと思って、家周辺の新築物件を探し始めたんです。
【マイホーム探しの条件】
- 新築!(*’ω’*)
- 子供たちの生活環境が変わらないことが第一優先→東京都板橋区の成増・三園周辺
- 予算~3,500万円くらい
- 戸建て(3階建てよりは2階建て)※マンションも悩みましたが…
- 陽当りがいい
土屋:「やっぱり買うなら新築が気持ちいい!!(*’ω’*)」って思って!それから、住んでいた賃貸アパートの陽当たりが悪くて苦労していたので、陽当たりだけはこだわりました!
加藤:「気持ちいい」っていうお気持ちはよくわかります。やっぱり新しものはすがすがしいですしね。
ただ、住宅購入は資産購入という側面もあります。ミトミでは、資産価値にこだわる住宅選びを大きな方針にしていて、ライフスタイルにあわせて住み替えていける住宅を購入するようおすすめしています。
「一生に何度も」家を買ったり売ったりできるためにも、大きなおカネが動く不動産取引には、目先の気持ちよさなどの感覚と、長い目でみた資産価値のバランスを取ることも考えたいですね。
土屋:今振り返ってみても資産価値とか、住み替えとかはぜんぜん考えてませんでした(; ・`д・´)あと、やっぱり「一生に一度」って感覚でした。
わたしずーっと同じ場所で生活してきましたから、例え転勤とかあっても主人だけ単身赴任に行ってもらって私は動かない!ってことで話がつけてましたし!(*´з`)
まあでもこの先、何が起こるかわかりませんし、動けなくなるというのは確かに少し怖いですね。。
予算はざくっと年収の〇倍!って感じ。でも家計を考えるとダメと分かり…
加藤:「私は動かない!」とはなんとも土屋さんらしい笑。予算はどういう風に決めましたか?
土屋:年収の〇倍とかでざくっと。なんとなく(/・ω・)/
でも、初めに内見に行った物件が3,800万円くらいだったのですが、月々のローン返済が10万円を超えることがわかって少し考えなおしました。当時のアパートの家賃が月額7.3万円だったので、+3万円はちょっと厳しいなあと。。
給料はいくらで、生活費はいくらで、お小遣いがいくらで…ムリ!ローン返せないんじゃない?って結局買わなかったんです。
加藤:なるほど、当初はざくっと考えてても、本格的に検討する段階で自分の生活を結構細かく見つめ直したのですね。
ミトミで購入されるお客様には、ファイナンシャルプラン作成を無料で提供していますが、そういう購入後の生活まで見据えた資金計画の相談をしようとは思わなかったですか?
土屋:不動産屋さんにはそういうことを聞いていいかどうかもわからなかったですし、そういう雰囲気もまったくなかったですね。(; ・`д・´)
確かに不安になって「ギリギリの生活になりそうなんですけど、大丈夫ですか?」って一言聞いたことはあっても、「貯金されているのを取り崩して生活したらいけなくはないんじゃないですか~」とか言われて苦笑いっていう。。。
加藤:ザツ!
事故物件?掘出?2年で400万円値下がりした新築。売主事情で価格は変化
加藤:物件探しの状況や、不動産業者とのやり取りはどんな感じだったんですか?
土屋:まず、新築だー!と思って物件検索してみたけど、予算内では物件が無く…(´・ω・`)
それで仕方なく築浅物件を検索してみると、長男が通う幼稚園の目の前に、築2年の物件が1件ヒットしたんです。その小学校も幼稚園の隣にあったので、環境的にはいいのかなと思い、1度内見に行くことにしました!
土屋:でも一抹の不安が…。
「2年でマイホームを手放す」=「よほどの問題があってのことだろう」=「もしかして事故物件?!」(;・∀・)と一人でいろいろ気になって悶々と考えてました。。
事故…ぶっ…け…ん………??
だから、その物件の近くにお友達がちょうど住んでいたので聞いてみたんですが、離婚してどっちも離れる形で売りに出したとのことで、少しホッとしました(;^_^A
加藤:中古住宅は、ほとんどが個人の売主ですので、売り出される事情はさまざまですからね。新築のように会社が利益目的に売り出すわけでもないですから。
理由を一つ一つ確認することが大事になってきます。
そのケースでは、すぐに売って綺麗さっぱり離婚したいという場合だとしたら、売出価格も安かったんじゃないですか?ローンの残債にもよると思いますけど。
土屋:そうなんです。新築時に4,200万円で売り出されていた建売住宅だったんですけど、それが2年で3,800万円にまで値下がりしてました!(*´▽`*)
加藤:わずか2年で約▲10%値下がりしたのですね。ちなみに、その価格が妥当かどうか、なぜ安いのかなどは不動産屋に聞いてみましたか?
土屋:いえ、なにも。。。経験が浅そうな社員さんだったし、何を聞いても「そうっすね!」みたいな笑。だから自分でいろいろと調べてました。
どこまで聞いていいのかがよく分からなかったし、不動産屋さんはこちらが聞かなければ「買いませんか?」としかいわないし、聴いても「そうっすね!」しかいわなかった印象です!((´∀`*))
内覧に惑わされない。安全性や資産性に問題ないか“見えない部分”を確認
加藤:内見(内覧)はどういう感じでしたか?
土屋:その時の内見は、マイホーム購入に乗り気じゃなく不安がっていた主人を半ば強引に連れて行きました!
そしたら、物件が新築同様に奇麗だったので主人が急に買う気満々になったんです((´∀`))
でも、そんなに即決していいものか悩んでいたら、「ローンが通るかだけでも見てみますか?」と言われ、“そっか!別に即決しなくてもそれだけ見てもらえるんだー!!”くらいの軽い気持ちでお願いしました。
加藤:人の判断というのは本当に面白いですよね。買う気ゼロのご主人が、急に綺麗な家をみたら買う気満々になるというのは、ある種危険でもあります。
例えば新築物件のモデルルームには、ビシッとスーツを決めた担当者を配置し、家具家電をいれて、内見者を“その気”にさせる営業手法がとられます。
もしかしたら「素敵!」と思っているのは、そこに設置された家具や観葉植物がオシャレだからかもしれません。気持ちが高ぶっているうちに、ローンの申し込みをさせて契約までもっていくのです。
結果、資産価値などを度外視しして“イメージ買い”してしまう結果、購入後に「こんなはずじゃなかった」と悔やんだり、売却時に二束三文でしか売れず、大きなおカネを失う結果になってしまうことがありますからね。
土屋:そうですよね、今振り返ったらなーんにも考えてませんでしたね(/・ω・)/
ただよかったのは、中古物件のイメージが180°変わったことです!築2年というのもあったのかもしれませんが、他のリノベーション物件をみても、中古でも新築同様にキレイにできるんだってことがよく分かりましたね。
まあ肝心のローン審査には結局落ちてしまい、「焦って探すのやめようか」となりいったん探すことをやめたんですけどね。
加藤:中古住宅を実際自分の目で確かめて印象が変わったんですね。ただ、リノベーション物件といっても表面をキレイにしただけの物件も少なくありません。
構造上の不具合がないか、躯体部分や基礎部分まで含めて、安全上に問題がないか確認したいですね。戸建てであれば、インスペクション(建物状況調査)を必ず入れることをおすすめします。
成約ありきの物件紹介。「物件なくなりますよ?」と契約を急かす営業手法
加藤:それから業者のしつこい営業とかありましたか?
土屋:それがなかったんです。それどころか、他の物件ないかって聞いても「ないですよ」って急に態度が変わったんです。
「他の物件は紹介できません」とも言われました。カネにならない客って思われたんでしょうかね(´;ω;`)
えーんえーん
それまでは、「早く契約しないと無くなっちゃいますよ?買いましょう」ってしつこく言ってきてたのに。それも嫌だったですね。なんか軽いノリで話しかけてくるし(-“”-)
加藤:物件ありきの営業スタイルですね。買主の事情やマイホーム購入の目的などを聞くことなく、とにかく物件をぶつけてくる感じですね。
インターネットの反響を待って、物件に興味を示したお客様をとっとと契約に持ち込みたいという業者都合でしか考えてない業者の典型かもしれません。
物件探しをする中で、本当の目的を見つめなおした。考えも変わった?
加藤:一つ目の物件を諦めた後はどうしたのですか?
土屋:そのあと、2カ月後くらいに埼玉県下新倉5丁目に4LDKで3,200万円くらい?の物件が完成したことを知り、すぐに内見に行きました!
加藤:ん、ちょっと待ってください。学区が変わりませんか?初めに固めた希望条件を変更したことになってますが、それはどういう経緯で?
土屋:そうなんです、学区は変わりました。よくよく考えていくと、その小学校は私が卒業した学校だから自分の息子もそこがいいかなと思っただけだなって気づいたんです。
和光市(埼玉県)と成増(東京都)の境目あたりに住んでいて、少し場所を変えるだけで学区がかわるところだったんです。
小学校が変わっても、住む地域は変わりませんし、お友だちも変わらず近くにいるし、なーんにも変わらないなあって。
加藤:なるほど、自分の希望条件や目的をしっかり見つめなおしたのですね。
ある意味土屋さんは、前回のマイホーム購入を通じて、いい意味で常識を破っていったともいえますね。
新築!と思っていたけれど、築浅物件やリノベーション物件をみたら、中古もアリかなと思えてきた。新築じゃないとヤダ!という理由もあいまいなイメージに過ぎなかった。
住宅ローンも、年収の〇倍!など漠然とした中で決めていたのが、実際に家計を細かに計算すると、「借りられる額」ではなく「返せる額」を把握しなければならないことが分かった。
そして、自分の希望条件についても、本当の目的は何かということを突き詰めて考えていけたわけですね。
土屋:今考えるとそうかもしれません。でも当時はそういう意識はありませんでしたね。。
実際、この4LDK物件も新築で、行ってみるとやっぱり新築は奇麗でテンションがとても上がりましたし!( *´艸`)
ローンが通る事と、購入後の生活が安定する事は別!根拠に基づいた検討を
加藤:結局、その物件も買わなかったようですがそれはなぜですか?
土屋:ローンを組む場合にどのくらいの額が借りれるのかを調べてもらって、内見に行った物件でも「審査通すことはできますよ!!」と言われたのですが、生活を考えるとやっぱり止めておこうって思いまして。
借りられる額ギリギリの物件だったので、それは手を出すべきではないと思い直しました。結局、家を買うこと自体、今すぐどうこう考えるのはやめたんです。
加藤:土屋さんは目先のことだけでなく、住宅購入後の生活まで含めてしっかり考えたんですね。
ご主人さんともうまく話し合いをしながら、決断できたのですか?それとも喧嘩になりました?
土屋:喧嘩です笑。どうしても、お互いイメージや想像で話し合うので、平行線って感じになりますね。
不動産屋に相談しても、なんとなく信じられないし(〃艸〃)
加藤:なるほど、ご夫婦で話が割れるというのはよくあることです。それから、不動産屋に相談しにくいというのも、どうしてもまだまだ怪しい印象がありますからね。
この時の不動産購入では「資産価値」という視点は持っていなかったようですが、もし不動産屋が、具体的な根拠をもって説明したら信じていたと思いますか?イメージではなく、根拠を示した説明。
イメージ買いしようとしてたなあ…
土屋:たぶん信じます!(*´▽`*)資産価値も考えないとおカネを無駄にしてしまいますね。。
例えば、ファイナンシャルプランナーなどおカネの専門家のお話も伺っていたら、また考え方も変わっていたかもしれません。次に生かしたいです!
加藤:そうですね、次はしっかりと「買い方」を意識して、長い目でみて安心・安全・快適な暮らしを実現できる家を買ってください。…ミトミで
不動産の前に不動産屋。物件よりも「買い方」。長い目でみた住宅購入を!
加藤:最後に、一通り振り返ってみて、不動産屋の営業でここが嫌だったっていうところありますか?
土屋:そうですね、全体的な印象として、やっぱり売り込もうとしてくる感じが強い感じでした。契約のことだけ考えて、急かす感じがしました。
また、物件から問い合わせたせいかもしれませんが、あんまり人の話を聞いてくれない。学区にこだわって探していた時も、おすすめされたのが学区外の物件とか…( `ー´)ノ
加藤:典型的な「物件紹介屋」だったんですね。なんでもいいから、手っ取り早く契約に持ち込もうとすると、お客さんの話を聞く時間がもったいないと考えるんです。
「なんでもいいから買え」と。そういう営業姿勢。とにかくお客さんに買ってくれ買ってくれ!と営業しちゃう。土屋さんになにもヒアリングせず、そして「本当に買ってもいい不動産か」も検証せず、業者都合で押し売りしてきたといえます。
土屋:私、2年前のマイホーム探しで典型的な不動産営業を受けてたんですね。。
加藤:残念ながらそうかもしれないですねえ…
不動産(物件)探しの前に不動産屋、それも、リスク情報も含めてすべて具体的な根拠を基に開示してくれる会社(エージェント)を選ぶことが安心な住宅購入の第一歩です。
土屋さんが次にマイホームを買う時は、不動産よりもまずは不動産屋。長い目でみて、いい「買い方」をしましょう!…ミトミで
土屋:はい!…ミトミで。。。
がんばります!
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