不動産屋は建築に詳しくないの?!仲介業者の本当の役目は窓口業務?

安心な不動産取引には膨大な知識が必要。不動産屋って天才?!

いつもながら西野です!

突然ですが、宅建業法借地借家法建築基準法住宅ローン制度金利情報税金。。。etc これらは、あなたが家を買おうとした時に、関わってくる情報です。

あなたが不動産取引(売買)を行う際にはこれだけ多分野に渡る知識が必要となり、それぞれについてプロ視点で精査した上で、一つの不動産取引が成立しています(改めて洗い出してみると、一つの取引の大きさがよく分かりますね。。。)。

そして、一つでも知識が不足した(よく分かっていない)状態で契約してしまうと、後々トラブルの原因となり、今でも少なくない裁判が発生していることはなんとも悲しい事実ですね。。。。

これほど多岐にわたる知識を要する不動産取引。不動産屋って天才集団なのでしょうか。いいえ、そんなことありません。チャラ男が多い不動産業界ですから。

不動産屋は建築のプロでない!税金は税理士、建築は建築士…と分業制

不動産というのはお客様の生活に密接に繋がるものであり、かつ取引は多額であるため、それだけ幅広い分野の知識が必要となります。

しかし、不動産屋というのは税金のプロでも建築のプロでもないことをご存知でしょうか。

あなたの目の前で、地盤の強さについて堂々と説明していたあの担当者も、きっと建築士でも何でもありません。

餅は餅屋で、建築は建築士、税務関係は税理士、そして不動産の権利義務関係を精査するのは宅建士(不動産会社)の役目なのです。

基本的に不動産業界は分業制であり、それぞれの分野で専門家が存在するのです。

不動産屋(宅建士)は安全・安心に取引するプロ。不動産取引のリスクを回避

では、ミトミのような不動産屋は何のプロなのか。それは、不動産という大きな資産を売買する時に、安心・安全に取引するプロといえます。

例えば、不動産取引では、当事者同士(売主と買主)の権利関係がややこしくなることが多々あります。万が一、売買後に瑕疵(欠陥)がみつかった場合にトラブルとならないように事前に調べる必要もあります。

不動産屋は、素人目線では分からない民法や宅建業法などの知識を用いて、お客様の契約にリスクが無いかを洗い出し、安全な取引を成立させることが仕事です。権利・義務を交通整理する役目を持っているとも言い換えられますね。

そして、安心・安全に取引するプロという視点からは「買ってはいけない物件」をチェックしたり、住宅市場の相場観をお伝えしたり、情報・知恵の交通整理を行いながらお客様の要望に沿ってうまくリードしていくという側面もあります。

あ、そうそう、セミナーで自撮りをしたりサルでも分かるように、ミトミまでの道案内写真を撮ったりするのも、大事な仕事(のはず)です。ええきっとそう、きっとそう。

お客様との窓口はエージェントだけ。担当者の説明が全て!

このように、各分野で分業している不動産業界において、不動産屋(書面のプロ)だけでは知識の幅に限界があります。

あなたが取引を行う際には、不動産屋は提携する専門家に連絡をし、知識を出し合って補完しているのです。

しかし、提携する建築の専門家といっても、イメージはわきずらいのではないしょうか。なぜなら、あなたと直接お話しするのは、窓口となっている担当者(不動産屋)一人であるからです。

税金の相談も建物構造の相談も、基本的には担当の不動産屋に相談しますよね?すると担当者も、まるで建築士であるかのように、分かりやすく説明してくれますよね?(これは、良いエージェントです!)

難しい案件や細かなチェックが必要な場合、実はあなたが不動産屋から帰った後、担当者が窓口となって各専門家に連絡し、それぞれがプロの視点で精査した結果を、担当者からあなたにお伝えするのです。

不動産屋選びのポイントは「エージェント自身が理解しているか」

いろいろと業界の仕組みを話してきましたが、本日のコラムで知って頂きたいことは、以上の仕組みを踏まえた「エージェントの選び方」です。

選び方としてポイントとなるのは、税金や建築について「“あなたの担当者自身”が理解しているか。それを分かりやすく伝えるか」ということです。

建築士は、逆に不動産取引全体をみません。建物状況を把握したり、リフォームの見積書を作ったりすることに留まります。税理士も同様です。

それらの情報を俯瞰して、お客様に分かりやすく説明し、最適な選択肢を提案するのが不動産エージェントの役目です。

「この人の言っていることはわかりづらい」「提案がない」などと感じたら他の不動産会社を選ぶことを考えてみることもよいかもしれません。

丸投げはダメ!専門家の視点を取り入れることが、リスク回避に繋がる

具体的な仕事を絡めて言うと、提携する専門家に“丸投げ”しているか否かで大きく分かれます。

業務を丸投げしてしまっては、重要なポイントを理解することもできませんからね(ちなみに西野は、難しいことは全て加藤プロに丸投げです(/ω\)テヘ)。

残念なことに、“丸投げ”している不動産屋も少なからずいます(楽ですからね、気持ちは分かります。。。)。不動産屋は建物のプロでなくても、一般の消費者よりはずっと勉強し、要所要所のポイントはしっかり押さえておくべきです。

リフォームの見積書がでてきた場合に、「お客様が量産品でコストを抑えたいと言っていたのに、クロス張替えの単価がなぜこんなに高いんだ?」「バリアフリー化するなら補助金が使える」など、お客様の要望を汲み取って目を光らせるのが正しい姿でしょう。

エージェント自身の理解している分野が偏っていると、知識が不足している分野についてはリスクを伝えることができず、トラブルの原因となることは言うまでもありません。あなたの気になっている物件は、どの不動産屋でも取引できるのですから。

不動産の知識は不要!幅広い知識を持った、腕利きエージェントを選ぼう

このように、担当者の知識の幅は、あなたがエージェントを選ぶ際の大きな判断基準となります。

地名から分かる地盤の強さや、建築基準法・都市計画法など、一見取引に必要ないように見える知識であっても、それらを幅広く知っていることが重要なのです。

そして、知識を持つべきはあなた自信ではありません。難しいことは信頼できるエージェントに丸投げしましょう。

あなたの役目は、幅広く知識・知恵を持ったエージェントを選ぶことです。これがあなたの取引を大きく左右するのです。

あなたにピッタリな不動産エージェントに出会えることを西野はこっそり応援しています!

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