賃貸物件のキッチンの選び方。IHとガスのメリット・デメリットとは?!

水廻りの代表格キッチン。料理好きなら「IHかガスか」を事前に確認!

賃貸のお部屋探しをしていると、お客様によってこだわりポイントが本当に違います。

「近くにスーパーある?」「2部屋欲しい」といった“物件に関する質問”はもちろん、「オートロックって必要だと思う?」「独立洗面台っているかな?」といった、“設備に関する質問”もよくあります。

設備に関する質問は、お客様の好みや優先順位によることが多いので、そのような質問に対して不動産屋は「独立洗面台があると、身支度がスムーズにできますが、洗面台周りの掃除が面倒ですね」というように、お客様の判断材料を増やす返答をします。

しかし、最近西野は「IHコンロとガスコンロ、どっちがいいと思う?」と聞かれ、回答に詰まってしまいました。

なぜなら西野は全く料理をしないから。。。というかできないから。。。西野はIHでもガスでもなく、電気ポット派です!!(ペヤングうめぇ!)…というわけでガスとIHのメリット・デメリットについて調べました!

【西野調べの結果】本格的に料理にこだわる⇒ガス、安全に使いたい⇒IH

とはいうものの、カップ麺しか作れない西野にわかるわけない。というわけで、必死こいて調べました。

そして「IHコンロとガスコンロってどっちがいいの?」という問いに対しては…「どっちもどっち」という微妙な感じでした!(パチパチパチ~

じゃなくて、いや本当にそうなんですけど、それじゃ答えになっていないのであえて選び方をいえば、本格的に料理にこだわるなら「ガス」、料理はそこそこ・安全に使いたいなら「IH」という結論です!!!

なんでこんなあいまいな感じかというと、ガスもIHもお互い進化してバチバチ勝負しあってるんです。

以下で4つの視点から比べていますので、どうかあなたなりの結論を出してみてください!

①安全性:使い方次第で変わるが、炎を使わないIHコンロが優位

IHは直接炎が出ない構造上、やけどや火事に発展する可能性が下がるため、安全性が高いといえます。

しかし、最新のガスコンロも負けていません。センサーが感知することで自動的に消化・ガスも止まる機能がついたものも存在し、これらは徐々に浸透してきています。

また、IHも炎が出ないからゼッタイ安全という訳ではなく、加熱直後は非常に高温になっているにもかかわらず、炎が出ていないために誤って触ってしまうという例もあります。

安全性については、使い方次第ということがいえますが、一般論として安全性についてはIHコンロの方が優位であるといえるでしょう。

②火力:IHも負けてないが、複数口はガスコンロが適している場合も

総合的にみて、ガスの方が若干優位のようです。

火力自体はそれほど大きな差はなく、現時点では優劣つけがたい状況です。一昔前のIH(100V)は火力が弱いイメージがありましたが、現在主流のもの(200V)であれば火力はかなり強く、不便という声はあまりありません(特に湯沸かしは格段に速いようです)。

ただし、ガスの場合は炎の熱が鍋の側面を通るため、鍋全体で温められるという優位点があるためです。IHは鍋の底のみで温めるため、鍋の中で対流も起こりにくく、中身の堅い煮物などには不向きみたいです。

また、複数口のIHコンロの場合は全体で使用できる電力が決まっているため、全てのコンロ・グリルを使用して調理した際に、それぞれの火力が下がってしまうことがあります。

一方のガスコンロでは、複数のバーナーを使用して同時に調理することができ、効率良く調理できるでしょう。

きめ細やかな火力調節はIHに軍配。調理環境としても発熱量が少なくIHが涼しい♪

IHの優位な点としては温度調節のしやすさです。

ガスはアナログ調整ですが、IHはボタン一つで変更できるデジタル調整!さらに(ガスの欠点である)弱火であっても風で消える心配もなく、再現性に優れているといえます。

また、キッチンの調理環境という意味ではIHは発熱量がガスより少なく必要以上に暑くなりません。特に夏場は、クーラーも効率的に利用でき、快適な環境で調理できそうです。

さらにIHは、過熱状況が立ったまま液晶画面で確認でき料理しやすいという声もあります。

③調理器具:料理好きは要チェック!IHで使えない器具がある!?

料理好きな方が覚えておかなければならないのが、「IHコンロでは使えない調理器具がある」ということです。

一般的に土鍋や中華鍋は使えず、アルミ鍋などもモノによっては制限があるようです。電磁誘導という物理現象で、磁力で金属鍋の底を加熱するためらしいです。(そういや高校物理でやって記憶があるなあ。。

IHコンロを利用する際は、既存の料理器具が使えるか確かめ、使えない場合は鉄やステンレスのものに買い替える必要がありますね。

費用が掛かることに加えて、ガス用の器具よりも重たい場合が少なくありません。

一方のガスコンロは、既存の調理器具がそのまま使えるため、やはり料理にこだわりがあって長年使いこんできたマイフライパンやマイ鍋がある方にとってはうれしいですね。

④手入れ:フラットなIHは掃除しやすい。でも煙の流れで意見が分かれる

最後に手入れについてです。

フルフラットのIHコンロは、突起のあるガスコンロに比べて掃除がしやすいです。でもガスコンロも、最近はIH波に掃除のしやすい構造に進化しています。(おカネは少し高くなりますが。。)

また、ガスの場合は「炎が起こす大きな上昇気流に乗って油煙が運ばれ、油汚れが広範囲に及ぶ」というデメリットもあるようです。

一方で、IHの場合は「煙が換気扇に吸い込まれにくく、汚れが部屋へと拡散する」との意見もあり(近くに送風機を設置すれば一応解決しますが)、こちらもIH派とガス派で意見が分かれるところです(むずかしいぃぃぃ。。。)。

【まとめ】決め手はライフスタイル。投資家は入居者属性を要確認!

さて、いろいろと調べてきましたが、やはり好み・用途によって意見が分かれるため、どちらかをオススメすることはできませんが、あなたのライフスタイルと結びつけて考えてみましょう。

ちなみに収益物件のオーナー様は、設備としてどちらを設置するか迷われている場合、入居者属性(ターゲット)と照らし合わせてみると良いですね。

大学の近くの物件をお持ちで、西野のように料理なんてしない若い男ども(偏見?)をターゲットする場合にはIHがよいかもしれません。一方、料理をする方が入居者に想定される場合はガスが無難でしょう(今のところ)。

上記のメリット・デメリットを参考にしてみてください!

【おまけ】石油・電気ストーブや、紙の本・電子書籍の関係と似てる?!

実際に西野が聞いてみた声として、「昔から炎になれていて、火力が強いイメージがある。炎をみないと加熱されている感じが沸かないからガスがいい」というイメージ先行な意見もありました。

しかしよく調べてみると、IHコンロに内蔵されたセンサーが感知して鍋ふりが可能なものもあるようですね。知らない間に技術の進歩していて、料理のしやすさも徐々に改善されているようです。

でも、技術をどうこういうより、印象や見た目といった感情的な部分で決めるというのも大事だとも思うんです。

人間ってやっぱり慣れているものの方が使いやすいですもん!西野も紙の新聞の方が、電子書籍より読みやすかったりします。そうです、西野は最近新聞を読み始めたのです!

…じゃなくて、「ガス」と「IH」の関係は、ちょっと危険だけど暖かい「石油ストーブ」と、安全だけど性能に劣る「電気ストーブ」の関係に似ているかもしれないとも思いました~

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