3カ月以内に家を決めた方がいい理由。物件を見送る4つのリスクとは?
目次
「他にもいい物件があるはず」希望通りの物件なのに先送りしたくなる?
マイホーム探しをしていて、物件が決められない“物件迷子”になる買主さんが少なからずいます。
当初の希望はすべてかなった住宅予算内の物件があり、資産性や安全性にも問題がなく、住宅ローンの事前審査も通過しています。
希望条件に満たない部分があるとか、住宅ローンの審査が通らなかったなど、どこかで妥協しているわけではありません。
まさに希望通りの物件なのに「他にもいい物件があるかも」「やっぱりもう少し考えてみます」と様子見するのです。
買主さんも「希望通りの物件なのに…」と、ご自身でも戸惑いがあります。契約ブルーとでもいう心境になるともいえるかもしれません。
「他にも物件ないかな」「もうちょっと待とうかな」と先延ばしした結果、失敗した…ということもあります。ここでは、家探しにおける買主さんの気持ちや見送るリスクをみてきましょう。
【見送りリスク①】希望に合う物件は少ない。条件を絞ると1件もない事も
物件を見送っても、次にどんどんいい物件が出てくれば問題ありません。
ただ、「とりあえず様子見しよう」と見送ったのち、1年以上も物件が買えない…やっぱり買っておけばよかった…ということもよくあります。
次にいい物件がでてこない理由はいくつかあり、そもそも希望条件を満たす希望物件は意外と少ないことがあげられます。
SUUMOなど物件情報サイトを見ると、数多くの物件がひしめき合っているように感じます。たくさんの物件があり、これを逃しても他にもいい物件があると錯覚を起こします。
しかし、希望条件に合う物件は意外と少ないのです。駅からのアクセス(駅距離)や広さ、バルコニー向き、築年数、間取り…と条件を絞ると一気に物件は減ります。
エリアを決めて出てきた100の物件のうち、買いたいと思える物件は1件もないということも十分起こるのです。
【見送りリスク②】各エリアに“潜在買主”がいる。いい物件はすぐ購入
物件を見送った後、意外と希望物件が出てこないと感じる方を「潜在買主」と呼ぶことにします。
物件が出てくるのを、今か今かと待っている潜在買主さんは各エリアごとにいます。
だからこそ、魅力ある新着物件がでてきた場合、すぐに売れることが多いのです。実際、物件が出た当日や翌日に購入申込書(買付証明書)が出されたという話はよくあります。
「こんなにすぐ決める人いるの?」と思われるかもしれませんが、買った人からすれば、そのエリア限定でずっと待っていたのです。
100点満点の物件はありません。注文住宅でさえ、3回建てても不満が出る世界です。70点でさえ、購入競争が起こることもあります。
長く物件探しに時間を費やす中で、そういう感覚が身についた潜在買主さんはやはり動きが早いのです。特に人気エリアであればなおさらです。
【見送りリスク③】動けなくなる。逃げた魚は大きい・怖さを思い出すetc
買える状態だった物件を一度見送ると、その物件が“基準”になることがあります。
「見送った物件よりはいい条件で買いたい」と思ってしまいがちで、「逃げた魚は大きい」とばかりに過去の物件に引っ張られてしまうのです。
他の物件を見ていく中で「やっぱり買っておけばよかった…」と後悔に縛られることさえあります。
また、マイホーム購入は大きな取引です。仮に前よりもいい物件がいい条件で買える状況になったとしても、同じように「怖さ」を思い出してしまうことがあります。
家を買いたいのに、やっぱり怖い。頭で理解してはいるもののやはり購入に踏み切れない。今回も見送ろう…(現状維持)と以前の気持ちを思い出し、前と同じ行動をとりたがることがあります。
住宅購入は不安がある中で、無理に買う必要は決してありません。その場合には、物件を検討する前に、まずは不安に思うことを払しょくすることから始めるとよいでしょう。
【見送りリスク④】大きく妥協して住宅購入。家賃支払いや金利上昇も
住宅購入はどこかで覚悟を決めて決断が必要になるものです。ですので、誰しも「家を買うのを先延ばししたい」と思うものです。
ただ、それを繰り返した結果、最後に「もうこれでいいや…」と投げやりな気持ちや諦めに近い感情で、大きな妥協をして購入を決めることだけは避けたいです。
加えて、年単位で物件探ししているうちに家賃の支払いがかさんだり、金利が上昇したりすることもあります。
不動産購入は疲れます。物件チェックや内覧も繰り返すだけで、体力も消耗します。時間をかければいいというものではありません。
多くのケースで、決断が早かった場合に満足度も高まる傾向にもあります。どこかで期限を区切らないと延々とマイホーム購入が終わりません。
「3カ月で決める!」など、期限を区切る意識を持った物件探しがよい結果を生むことがあることも知っておきたいですね。
安易な決断はダメ。だから“買っていい家か?”を検証する不動産屋を選ぶ
一方でどんな物件でも買っていいというわけでは決してありません。
自分が「この物件いいな」と思う物件は、他の潜在買主さんも「いいな」と思うものです。タッチの差で購入できなかったということはよくあります。
だからといって、いくら魅力的にみえる物件でも、割高すぎる家や、耐震性に問題がある恐れがある物件などは手を出してはいけません。
そのためにも「買っていい不動産か?」をしっかり検証してくれる不動産会社を選んでおいて、買ってはいけない物件を避けられるようにしておくことが大切です。
スピーディに対応してくれる信頼できる不動産会社を選んでおくことで、効率よく家探しができるのです。
「3カ月以内に決める!」意識がいい取引を呼び込む。内覧回数も関係ない
“いい物件”はすぐの決断が必要な時があり、また、安易な先延ばしはマイホーム購入を泥沼化させる場合があります。
一方で、裏でリスク検証をしてくれる不動産会社を選んでおくなど、安心して決断できる環境を整えることも重要であることもお伝えしました。
物件と出会うのに早い遅いはありません。
「まだ内覧を〇度しかしていないから待つ」という気持ちもよく分かりますが、買主さんがいつから家探しを始めたかによらず、特に“いい物件”は足が速いものです。内覧した物件の数は関係ありません。
冷静な時にしっかりと希望条件を整理した上で、それに合致する物件がみつかればすぐに決断を下せる体制を整えておくとよい取引が呼び込めます。
ただでさえ疲れる不動産取引。実際にそうなるかは別として「3カ月以内に決める!」といった意識を持っておくと、効率的かつ負荷の少ない住宅購入ができるかもしれませんね。
【P.S.】「この家、買っていいのかな?」…迷わずご相談ください!
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