中古住宅が日本でも当たり前に?!国も市場規模を倍増させると息巻く
海外では中古のマイホームは流行ってるの?中古の購入、欧米では当たり前
住宅ローン返済を貯蓄に早変わりさせることのできる中古住宅、資産価値にこだわるならまずは選択肢として考えてみることをおすすめします。
それでは、中古住宅は日本国内や海外でどのように捉えられているのでしょうか。
日本では全体の住宅供給量の内、中古住宅が占める割合はわずか36.7%(2012年、国土交通省)に留まります。この数値は、同時期のアメリカでは77.6%、イギリスでは88.8%など欧米と比べかなり低い状況です。
むしろ、(合理的な考えを好む)欧米では新築物件の購入の方がめずらしいという状況なのですね。
この比較結果は、日本人の新築志向の強さがうかがい知れます。それが国民性と一括りに表現されることもありますが、大切なことは、中古住宅という選択肢をあらかじめ考えず、また中古住宅の大きなメリットも充分知らされないままマイホームを購入していることに危機感を憶えます。
リノベーションやインスペクションが流行る時代に?中古の不安払拭へ
中古市場の不透明性や、中古住宅の性能・品質の分かりにくさなども大きな理由として考えられています。
一方で近年、政府の後押しや、中古リフォーム物件のよさが徐々に浸透してきており、リノベーションという言葉も浸透しつつあります。
また、インスペクション(住宅診断)や瑕疵保険の普及が始まっており、安心安全な中古住宅の取引環境が整いつつあります。
さらに2009年には「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行され、世代を超えて使用できるような住宅の普及が後押しされてもいます。
「リノベーション」という言葉は新しい言葉ですが、広く一般的な用語として市民権を得たように感じます。「インスペクション」についても理解が深まるにつれ当たり前に使われる時代になりそうですね。
政府も中古住宅・リフォーム市場を後押し。2025年には20兆円に倍増?!
国土交通省でも「中古住宅・リフォーム市場の倍増」に向けて、新築が幅を利かせている現在の市場を見直し、今既にある住宅の質を高めていいものを長く使っていきましょう、という方針へ変化させています。シェアリングエコノミーの一つとも考えられますね。
アベノミクスの柱の一つとしても、目指すべき住宅市場の姿を、新築中心の住宅市場から、リフォームにより住宅ストックの品質・性能を高めようとしています。
中古住宅流通により循環利用されるストック型の住宅市場に転換し、2025年までに中古住宅流通・リフォーム市場の規模を倍増(20兆円)させようとしているのです。いわゆる、中古住宅・リフォーム市場倍増計画です。
国も民間もこぞって力を入れている中古住宅、これからはイメージが徐々に変わり、日本でもそれが主流となるかもしれませんね。
中古住宅は資産価値という点でも大きな役割を果たします。ぜひぜひこれからのお住まいのご参考にしてくださいね!
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