マイホームを買おうと思ったらどこに相談する?注意点とおすすめの方法とは

相談先は、両親や不動産屋、ハウスメーカー、銀行、本、セミナーなど様々

マイホームを買おうかなと思ったらどこに相談するでしょうか?

両親、友人、同僚など身近な人に聞いてみる方もいれば、誰にも相談せずインターネットや本、セミナーなどで情報を仕入れる人もいると思います。

また、仲介業者やハウスメーカー、銀行などの金融機関に聞く方もいるでしょう。

ここでは、それぞれ相談する先に応じた注意点や、後悔しない取引を行うためにおすすめする方法についてみていきましょう。

親戚や知人は悪いことをズバリ言ってくれる。でも、あなたと状況は違う

両親や兄弟、親しい友人など、あなたと関係が近くなんでも話せる人にマイホーム購入の経験を聞けば、おそらく“リスクやマイナス情報”をしっかり聞くことができます。

もちろん、「マイホームを買ってよかった」「ここの不動産屋さんがおすすめ」などいいことも言ってくれるでしょう。

ただ、親しい方から相談を受ければ、「マイホーム購入に失敗して欲しくない」という想いと、「自分が勧めたという責任を負いたくない」という心理の両方が働きますので、リスクを伝える方が多いものです。

特に、後者については、自分が言った言葉で不動産購入という大きな取引が進むことに、無意識にリスクを感じてしまいます。「あなたのせいでこんなことになった」と言われたくないのです。

購入がほぼ決まりかけた時に「ちょっと親にも確認してから決めます」というお客様は、それなりの確率で「親からもうちょっと買うのを待った方がいいと反対された」というのはよく聞く話です。

マイホームに対する考え方やライフスタイルなどは異なることを忘れない

これらのアドバイスを鵜呑みにするかどうかは別として、一つ一つ「そういう考え方もあるんだ」とメモしておきましょう。

ただここで注意したいのは、親や友人などは不動産のプロではないということです。

そして、マイホームに対する考え方や、家庭の状況(お子さまの数や趣味などおカネの使い方)、購入した時代も違います。あなたの考えているライフスタイルなどの前提が大きく違うということを忘れず話を聴きましょう。

いずれにせよ、親心や友人を大切にしたいという気持ちから、いろいろと気づきを与えてくれるありがたい存在です。

マイホーム購入のイメージを付けるためにも、前提の違いは意識しながら、ざっくばらんに話を聴いてみましょう。

仲介業者など不動産会社はプロの話ができる。でも、自社利益が頭にある

仲介業者やハウスメーカーなどの不動産会社に相談に行けば、専門的な話ができます。

現在の不動産市況や豊富な物件情報など、たくさんの質問に答えてくれるでしょう。

友人などと話をして気になった点などをまとめておけば、この機会にそれらを不動産のプロにぶつけてみて専門家としてはどういう見方をするのかを確認することも一つの方法です。

理路整然と納得する答えが返ってくればよいですし、そうでなく曖昧で頼りない返答があれば、取引を考え直すか業者を変えるかなど再考するキッカケにすることもできます。

過度に自社を通じた取引を勧められても、毅然とした態度で断る

不動産会社に問い合わせる時に忘れてはならないのが、自社の利益になるように誘導するインセンティブ(動機)が働いていることです。

もちろん、顧客利益のために中立のアドバイスを行う会社も少なくないと考えられます。

しかし、営利目的で運営しているために、(意識・無意識を問わず)ある程度は自社利益に貢献するように話がなされることはやむを得ないことです。

例えばハウスメーカーであれば、得意領域である新築を過度に勧めてくるかもしれません。仲介業者であれば、2倍の報酬が望める「両手取引」ができる物件を「今すぐ買いましょう!」と、いきなり急かされるかもしれません。

「売り込みをされているな」と感じれば、「今日はまだ具体的に話を進めるつもりはありませんので…」とけん制し、それでもしつこいなら毅然とした態度で断りましょう。

一人の言うことを鵜呑みにしない。複数業者を回ってみることをおすすめ

このように、相談する先の立場によって、話の質や内容は大きく異なることになります。

ですので、業者に相談する時も、一社ではなく複数社に聞いてみることをおすすめします。偏った考えに触れるのではなく、同じ質問をぶつけても返ってくる答えはまったく違うこともあります。

この会社はとっても信頼できるな・ここで任せたいな、と思っても、他の会社で新たな気づきをもらえるかもしれません。

任せたいなと思った会社に、その気づきを伝えることでよりよい取引ができるでしょう。

不動産屋に住宅相談をする意外なメリット4つ。業者の実力も分かる?

建物を新築する場合でも、デザインを重視するか住宅性能を優先するかは違う

例えば、マイホームを新築する場合に工務店に「どんな住宅がおすすめですか」と漠然とした質問をするとします。

表層デザインに優れた家を建てることを得意とするA社は「カフェテリア風に内装を作りましょう。コンクリート打ちっぱなしでオシャレな空間を演出することもおすすめです」といいます。

断熱性や耐震性など住宅性能向上に強いB社は「窓は複層ガラスにして断熱性能を確保し、床材は遮音等級LL-40・LH-50を使って防音性能を高めることもできます。耐震性能はもちろん免震構造の導入もおすすめです」といいます。

A社は見た目がかっこいい家を作る素晴らしさやそこで生活する気持ちよさをメリットとしてあげるでしょうし、B社は見えない部分で質を高め、長く安全に住める住宅メリットを説明するでしょう。

このように相談する会社によって、話される内容は大きく異なります。

あなたがデザイン性にこだわるのであればA社がいいと思うかもしれませんが、B社の意見を聞いて「なるほど見えない部分も考えなきゃ」と考える幅が広がります。この点をA社に聞いて、その不安に対応してもらうことで後悔のない取引ができるでしょう。

マイホーム購入は「わからない」「基準がない」からこそ不安になる

不動産購入は、多くの方にとって一生の中で頻繁に繰り返し経験することではありません。経験がない分、不安になります。

そして購入して終わりということではなく、何十年も長く付き合っていくものであり、買った後のことを正確に予想できるものでもありません。

さらに、その地域の住民の方との関係など自分では事前にコントロールできないこともあります。

このように、考えることは多くありますが、実際には考えても分からないことが数多くあるため、どうしても不安になり悩みがつきません。

さらに、その取引が良かったのかという基準も人それぞれで満足度合いもあやふやです。「まあこんなものかな」ということで納得する方も少なくないでしょう。

事前にわかることは徹底検証しておく。購入後も積極的にメンテナンスする意識を

すべてのことを先々まで正確に予見して購入することは難しいでしょう。

しかしだからこそ、マイホームという資産を買う前に、わかることだけは徹底して検証しておくことが大切といえます。

例えば、購入後には動かすことができない「立地」について、その資産性や地盤の状況などを確認しておくことは必須といえるでしょう。

おカネのことについては、事前にファイナンシャルプランを立てておくことで、購入当時に資金計画とズレがでてきた時には、その都度無駄な出費がないか見直すことで対策していくことができます。

また、住宅を買った後に自分自身で満足度をあげていくという考えも大切です。

例えばご近所付き合いも、あなた自身が積極的に良好な関係を築いていくよう働きかけなければならないように、建物も定期的にメンテナンスしてよりよい住環境を作り上げていくという意識が必要です。

あなたが何に価値をおくかを始めに固める。“なんとなく”家を買わない

あなたが何にこだわって、どんな目的で家を買うかということもしっかりと固めておきましょう。

デザイン性やオシャレ感を優先してコンクリート打ちっぱなしの内装の住宅を買ってみたものの、夏暑く冬寒い空間で光熱費もかかり、むき出し部分の劣化も激しく修繕費がかさんだ…という例もあります。

居住開始当初は満足していたけれど、時が経つにつれこんなはずじゃなかったということにもなりかねません。これは、“なんとなく買ってしまった”ことが招いた悲劇ともいえます。

何を目的に家を買うのか、何に価値を置くか、どういう考え方や選択肢があるか、などを複数の人・業者に聞いてみて、まずは自分自身のことを見つめなおしましょう。

ミトミでは、「資産価値」を重視した不動産購入をおすすめしています。いろいろな考えに触れたいという場合など、いつでも迷わずご相談ください。ぜひ満足できる取引を実現してくださいね!

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