持ち家でないと結婚ムリ?家賃がタダ?中国・韓国の仰天の賃貸事情とは

中国で持ち家率が高い理由。マイホームがないと結婚できない?!

中国人は持ち家率が極めて高いといわれています。複数の統計データがありますが、おおむね75~90%程度といわれています(日本や米国は60~65%程度)。

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尚、統計情報の信頼性に疑問があること(不動産市場が活況であることを示したい想いから高めにみせているという批判があるなど)や、マイホームではなく収益物件(投資用)も含まれるなどさまざま指摘があり、その信憑性は定かではありません。

しかし、都市部を除き賃貸で住むよりマイホームを購入することの方が主流であることに間違いはないようです。

資産形成に熱心な中国人はマイホームを所有する考えが一般的

なぜなら結婚を望む中国人女性のほとんどが「住宅を購入しないと結婚しない」という条件をあげるのです。若年層が高額なローンを組んででもマイホームを購入するという、なんともシビアな世界なのです…

wedding%e7%b5%90%e5%a9%9a%e5%bc%8f_sまた、資産形成に熱心な中国人は不動産を資産と捉え、将来の値上がりを期待していることもあり、とても持ち家を好む国民性があるのです。

都市部での賃貸はシェアルームが多い。借主の権利がとても弱い

中国では経済発展に伴い、地方から都市部へ人口が流入しています。しかし、都市部は不動産価格が上昇しすぎて地方出身者は住宅を購入することが難しいのが実態です。

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そのため、ファミリータイプのような大型物件が多く、賃貸需要者はルームシェアして複数人で借りていることが多いのです。

オーナーが強い中国賃貸事情。借主は安心して部屋を借りられない

中国では日本の借地借家法のように借主を保護する法律はありません。持ち家率がこれだけ高いためか、借りる人より貸す人に都合のよい慣習ができあがっています。

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このような事情から、部屋を借りるのではなく、住宅は自分たちで所有するものだという考えに拍車をかけ、持ち家率が上昇しているという声もあります。

住宅購入の勢いに陰りも。今後の中国不動産市場を不安視する声

これまで中国経済の目を見張る経済成長には不動産市場が大きく貢献してきましたが、ここにきて値上がりに陰りがみえ、調整局面にきています。住宅供給が過剰となり、一部ではゴーストタウン化しています。

building-reserve-shortage_sこれまでは(日本のバブル景気時代の土地神話のように)「不動産価格は上がり続けるもの」と信じてきた中国人も、今後の不動産市場の先行きに不安を覚え、若年層世代を中心に住宅購入を見直す動きもでているともいわれています。

日本においても、若年層を中心に「〇〇離れ」といわれるようにモノを持たない価値観が広がりをみせていますが、中国でも自分の生活を苦しめてまで高額なマイホームを買う必要性があるのかという冷静な見直しが始まっているようです。

韓国では家賃が実質ゼロ円の「チョンセ」という保証金制度がある

韓国では、入居時に保証金を一括で支払い、退去時に全額戻ってくるという制度があります。つまり、家賃負担ゼロなのです。

オーナー(大家さん)は一括してまとまった資金を元手にそれを運用して利益をあげ、入居者が退去する時には預かった資金をそのまま返すということです。

bill_won%e3%82%a6%e3%82%a9%e3%83%b3%e7%b4%99%e5%b9%a3_sしかしこの保証金、物件価格の1/3~1/2程度も徴収するというから驚きです。例えば3,000万円のマンションに入居する場合、1,000万円~1,500万円ものおカネを用意しなければなりません。

昔は預金しても5~10%程度の利息が得られたため、仮に1,500万円の保証金を預かり10%の定期預金とした場合、年間150万円(月額12.5万円)の家賃相当額を得られることになります。

実態は自転車操業?多くの危険をはらむチョンセは見直しが進む

これは景気が良かった時代には有効に機能するでしょう。オーナーがまとまった保証金を元手に新たな不動産を購入し転売することも多く行われてきました。

実際に価格が上昇し利益が取れればいいですが、逆に値下がりしてオーナーが保証金を返還できなくなる事態も起こっています。最近の韓国は預金の利息も1%程度です。これで利益を生めるほど甘くはありません。

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また、借主保護の観点からは、ファッチョンイルチャという制度で一定の要件の下、救済する措置が設けられています。これは借主が借りていた住宅が競売になった際、優先して保証金の弁済を受けることができる制度です。

トラブル増加し社会問題化。根強い人気を誇るも徐々に家賃方式へ

多額の資金を保証金として預かったオーナーは、設備が壊れているなど難癖をつけ、できるだけ返還しない事例も散見されます。日本の敷金返還問題とは額の桁が違いますので、チョンセ方式で入居する場合は、入居してすぐ現状の写真を撮ることは必須です。

最近は、金利も物件価格も低下して運用益がとれなくなったこともあり、保証金を物件価格の70~80%もとる事例もでてきています。さすがに若年層が部屋を借りられなくなり問題視されていますが、実は今でも根強い人気を誇ります。

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現状としては、社会問題化したこともあり、通常の家賃徴収方式である「ウォルセ」に移行する動きが徐々に拡大しています。

家賃方式の「ウォルセ」や「サグルセ」。保証金が多いと家賃が下がる

ウォルセは毎月定額の家賃を支払う方式です。しかし、この場合でも保証金をとります。敷金のようなものですが、(チョンセほどでないにせよ)家賃に比べてかなり多めの保証金です。

一般的には、この保証金を多く差し入れれば毎月の家賃を下げます。やはり保証金で運用益を上げるスタイルが韓国では主流なのですね…

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サグルセは半年間など、比較的短期間の賃貸契約に用いられることが多いようです。いずれにしても、まとまったおカネを徴収して運用したいというオーナーの強い想いを感じる韓国の賃貸事情ですね。

中国・韓国の賃貸事情のまとめ

中国や韓国のような資産形成に熱心なお国柄を反映してか、日本とは賃貸事情が大きく異なります。

中国では特に大都市において、単身者向けのお部屋自体が少なく、また貸主が強い立場にあります。借地借家法という形で借主保護の原則が徹底されている日本とは対照的ですね。

また、韓国では賃貸住宅に入居する際にはまとまったおカネが必要になり、後で全額戻ってくるチョンセという方式に根強い人気があります。「まとまったおカネがないから賃貸住宅に住もう」という日本とは考え方が逆ですね。

それぞれの国において不動産の取引慣習は異なります。それぞれの文化や考え方を事前に知って、海外で賃貸される際にはくれぐれも日本の感覚でお部屋を借りないようにしてください!

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