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不動産の前に不動産屋。あなたに合う営業担当を見つける
「不動産会社って怪しい」、おそらく少なからずこのようなイメージをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今後の生活の基盤となるマイホーム、それだけでも一歩踏み出すのにエネルギーがいるのに、不動産会社を信じることができなければ疲れますよね。
信頼できる不動産会社とその営業担当者とタッグを組み、チームとなってマイホーム選びに集中しましょう。
その為には、物件探しの前にあなたにピッタリの不動産会社を見極めることが重要です。
資産価値に理解ある不動産会社を強くおすすめ。マイホームにも投資の考え方を
賃貸物件の場合の不動産会社選びと異なり、マイホーム購入はあなた自身で不動産という資産を所有することになります。
賃貸物件であれば支払う家賃はすべて出費となりますが、マイホーム購入後に支払う住宅ローンは出費ではなく投資(資金の投下)です。資産価値の高いマイホームを購入し、資産形成をしていく手段と捉えることが大切です。
物件がキレイだから、間取りが素敵だから、という理由「だけ」で購入するのは、将来の売却時に不幸を招く可能性が高いといえます。
いつでも貸せたり売ったりできる「資産価値を生む住宅」の買い方を実践できる、将来の売却を見据えた長期的な目線でファイナンスやリスク調査などまで含めて対応できる不動産会社を選びましょう。
どの不動産会社もほとんど同じ物件を扱っています
実は不動産会社が扱っている物件はどこの会社もほとんど同じなのです(一部例外はあります)。
希望の物件が見つかり、どこの不動産会社を通しても買えるのであれば、信頼できる不動産会社から自分のペースでマイホーム探しをしたいものです。
不動産仲介業者が不動産を所有しているわけではありません。
この人やだな…と感じたら担当を変えてもらうか、(その物件が非公開物件でない限り)会社ごと変えてもあなたのお部屋選びに与える影響はないのです。安心して業者選びをしてください。
いい不動産会社、わるい不動産会社の判断方法
では、具体的にどのようなポイントで見極めればよいか、具体的に見ていきましょう。以下のような不動産会社は避けることをおすすめします。
お客様のことを知ろうとしない & 購入を急かす。売主に強い業界構造
お客様ご自身の背景やご事情を考えず、とにかく物件の購入を急かされてるな…と感じたら、その不動産会社とは一度距離をおきましょう。
基本的に、不動産取引の仕組みにおいて、あなた(買主)側につく仲介業者であっても、売主側の味方であることが少なくありません。仲介業者は売買契約を結ばせないと仲介手数料が入ってこないため、とにかく売りたいのです。
「なぜマイホームを購入されるのか」といった基本的なことも聴かず、お客様自身のことをしっかり考えようとしない場合は、他の不動産会社をあたるのが賢明です。
繰り返しますが、ほとんどの物件はどの不動産会社でも購入できますので、対応の悪い不動産会社にこだわる理由も必要もありません。
住宅ローンの返済比率が高く、あなたの生活に支障をきたす恐れがあると判断した場合には購入を延期することも必要です。マイホーム購入にはその人それぞれのタイミングがあります。
一方で、あなたにとって優良な物件が出た場合には決断を急かすことも時には不動産会社の役目です。ポイントは、不動産会社のみの利益を追求しているのではなく、お客様になりきって営業担当者が考えを巡らせているかということです。
いいことしか言わない。リスクを教えてくれない
物件には必ずといっていいほど、悪い点やリスクがつきものです。例えば、以下などが挙げられます。いずれも将来、買い手がつかず売却が困難になる可能性があります。
このようなリスクをお伝えせず、魅力的な側面だけ伝える不動産会社があれば「この物件の悪い点やリスクはありますか?」と聴いてみてください。中途半端で抽象的な答えしかかえってこない場合は他の不動産会社をあたりましょう。
- 現行の建築基準法に違反している物件
- (1981年以前に建築確認を実施した)旧耐震の建物
- 地盤の悪い土地、液状化リスクの高い土地、川が氾濫する恐れのある低地に建つ物件
- 新興住宅街の土地(③りにゃ田畑などを造成した土地)に建つ物件
- 外観が個性的な住宅や特殊工法の建物
不動産はその名の通り、「不動」な「資産」です。
不動だからこそ、購入前の調査が必要であり、負債ではなく資産とするためにも不動産のプロとしての目利きがしっかりできる会社を選ぶことが重要になります。
ホームページでの情報発信が少ない
ホームページの情報量が圧倒的に少ない、更新頻度が著しく少ない、物件情報しか載せていないなど、情報発信が少ない(または偏りがある)不動産会社はあまりおすすめできません。
不動産業界は住宅ローン減税などの制度が目まぐるしく変化し、また火災・地震保険料の改定なども大きく変わっています。
そのような時流に詳しくない不動産会社は、マイホーム購入にリスクが伴います。安心して任せられる不動産会社を選びたいですね。
不動産会社の良し悪しの簡単な判断方法
数多くある不動産会社、いちいち一つ一つ訪問するわけにはいきません。
一つの方法として、ご自身の希望条件をまとめ「これに沿った物件があれば紹介してください。
気に入った物件をご紹介いただければ訪問させていただきます」といった内容のメールを複数の不動産会社に送ってみてはいかがでしょうか。
それに対する返答スピード、返答内容でご自身に合うかどうかある程度雰囲気はつかめるものです。
おすすめ理由とともに具体的な物件を複数返答する丁寧な会社もあれば、「とにかくうちに来て話をしましょう」とだけ送ってくる会社もあるでしょう。
まずはお問い合せページから気軽に聴いてみて、この不動産会社は自分が心地よくマイホーム探しができそうだな、と思った会社にだけ訪問すればいいのです。
不動産会社というより、最後は人!あなたに合う担当者を見つける
上述したポイント以外に、不動産会社や人の選び方はたくさんあります。
特に、売買物件の場合には仲介手数料も大きな額となり、自社の利益を過度に追求する会社は急かして買い急がせようとします。
また、税制や補助金制度、ファイナンスなど長期的にとても重要な事柄に対して「自社利益に関係ない」といって面倒くさがる会社はやめておきましょう。
あなたの資産となるマイホーム探しです。問題が発生してもスピード感をもって誠実に対応してくれる不動産担当をおすすめします。
一番手っ取り早いのが、実際にいくつかの不動産会社を訪問して話をしてみることです。
不動産選びにおいて、会社を選ぶというより人を選ぶという意識が大切です。同じ会社で同じ知識量の担当者であっても、あなたにとって話しやすいと思える人、リラックスして信頼できる人が望ましいのです。
接客態度や、あなたの質問に対する回答姿勢などで多くのことがわかるでしょう。最後はあなたご自身の直感が決めることかもしれませんが、それでも不動産会社・人を選ぶことは物件選びに勝るとも劣らず大切なことです。
パートナーとなり得るか。長い目でみた安心・安全・快適な生活も人次第
不動産会社は本来敵対する関係ではなく、お互いの信頼しあうパートナーという位置づけです。
売主との価格交渉やその他条件を確定させていくのも、間に入る不動産仲介業者です。もし優良賃貸物件に出会えたとしても、担当者と信頼関係ができず、自分の要望が伝えにくくあまり動いてくれない場合、結果としてあまり満足できる契約は結べません。
物件は同じです。でも、課題解決力があるかどうかであなたのマイホームの購入条件やその後の生活も変わります。入居後もトラブル時に気軽に連絡できる関係構築ができていれば長く安心して住めます。
特に多くの方が利用される住宅ローン減税制度の申請手順を誤ったために取り返しのつかなくなったトラブル事例も少なくありません。売買契約を結んだ後も、頼れる不動産のプロが身近にいると心の穏やかさが大きく違ってくるでしょう。
不動産会社の選び方のまとめ
マイホームを選ぶ前にしっかり対応してくれる不動産屋を選ぶことが大切です。過度に急かす、いいことだけしか言わない、という不動産会社は避けましょう。
また、会社というより最終的には人で選ぶことが大切です。そしてあなた自身にとって合うかどうかという判断で担当者を選びましょう。なんだか違うな…と心の片隅で思う場合は長い目でみて不安を抱えて暮らすことになります。
資産形成の一つであり、投資の考え方も取り入れることが望まれるマイホーム購入、その物件選びやその他包括的なサービスを提供する営業担当者と巡り合いたいものです。長い付き合いになるマイホーム、お客様ご自身の味方(パートナー)となるような会社(人)が不可欠です。
次は、具体的にマイホーム選びのコツをみていきましょう。
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